タクシー3台で登山口へ。トンネル手前の駐車場で身支度を整え手入れの行き届いた
雑木林の中、尾根を目指す。20分ほどで尾根に出てやや急な登り。紅葉は1週間ほど前に盛りを過ぎたようだが尾根の右は雑木林、左は黄金色に輝くカラマツ林、ところどころに真っ赤なモミジが彩りを添える。立ち止まって振り返ると正面にたおやかな稜線が延びている。晴れていれば正面に「御正体山」や道志の山々の連なりが広がるはずだ。カラマツの落ち葉を踏みしめやや登ると今倉山の山頂に着く。頂上は広いが昼にはまだ少し早く先を目指す。
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今倉山山頂
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松山(赤岩)山頂
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小さなアップダウンを繰り返し岩場のやせ尾根を登りつめると「赤岩」の山頂。富士の眺めがすばらしい都留市の21秀峰のひとつだそうだ。
「二十六夜山」まではまだしばらくあるようだ。誰かが「このまま歩かせたら、私 性格変わっちゃうよ!」と脅す。薄日も射しはじめ、高橋さん持参のワインを食前酒に、染谷さん力作のなめこ汁などで豪華な昼食。菅原さんは一人豪華な中華料理?で楽しいひと時を過ごす。
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なめこ汁の仕込み中
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落ち葉を踏みしめて
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元気を取り戻したあとは、厚い落ち葉のじゅうたんを踏みしめながら、ようやく本命の「二十六夜山」の頂に立つ。ガスで周囲の見晴らしはまったく利かない。
雄大な景色に思いをはせつつ、帰路に。頂上からしばらく急降下したあと落ち葉の中に埋もれた小枝に足をとられながら長い電光を切って麓の「月待ちの湯」へ。バス時刻の都合で「からすの行水」となったものの、富士急赤坂駅近くで格好の?ラーメン屋を見つけ、じっくりと反省会。十分にアルコールを補給し無事帰還。久しぶりの道志の山、晩秋の静かなたたずまいを堪能でき、とても素敵な山行でした。 (松田・記)
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二十六夜山
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二十六夜山山頂
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